四 人は鏡、万象はわが師 ―万象我師―
新型コロナウィルスが心配です
昨晩安倍首相が全国小中高校の一斉休校要請を出しました
岐阜県も3月2日から休校になるだろうと思います
長い春休みだなー!!!
そもそも新学期から学校開始できるかな??
未来を憂えても(心配しても)仕方ないので
今日を大切に生きましょう
あ、倫理っぽいこと言ってしまった
しかもビギナーにありがちな浅い発言ですね
それでは今日も倫理法人会、万人幸福の栞解説をしていきます
今日は四か条目
「人は鏡、万象は我師」
他人は自分のカガミは意味がわかります
万象・・・世界で起こっているすべてのことは自分の師である
ということになるでしょうか??
とりあえず本文を読んでいきます
「人は人、自分は自分と、別々のいきものだと考えるところに、人の世のいろいろの不幸がきざす。実は人はわが鏡である。自分の心を映す映像にすぎぬ。山彦のようによべば答える、それにも譬(たと)えられる。にこにこして話しかけると相手は笑みかけて答える。大声でどなれば、むっとしてにらみかえす。物売りが来る。イラネイヨと、つっけんどんに言うと、ピシャリと戸をひきしめて出て行く。」
人は人、自分は自分という考えは不幸のはじまりである。実は他人というのは自分のカガミであり、自分の心を映している。山彦のように呼べば答えてくれるとも言える。
「親子、夫婦、交友、隣人、すべてわが鏡であって、わが心のままに変わっていく
今日までは、相手の人を直そうとした。鏡に向かって、顔の墨をけすに、ガラスをふこうとしていたので、一こうにおちぬ。自分の顔をぬぐえばよい。人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自ら改め、自分が変わればよい。」
親子、夫婦、交友、隣人、すべて自分のカガミであり、自分の心と同じように変わっていく。
今までは他人を直そうとしていた。鏡に映った顔の墨を拭こうとして、鏡を拭いていたのでは落ちるわけがない。自分の顔を拭けばよい。だから、他人を改めさせるのでなくその前に自分を改めましょう。
「これをひろげていくと、人の世のすべては、自分の鏡であり、さらに草木も、鳥獣も、自然の動きも皆、わが鏡であることが判ってくる。作物も、家畜も、わが心の生活をかえれば、その通りに変わってゆく。
それだけではない。私をとりまく大自然は、ただわが鏡というそれだけではない。求めれば、何事でも教えてくれないものはない、無上のわが師である。」
拡大して解釈すると、人間関係だけでなくこの世にあるもの、草木、鳥獣、自然についても自分を映していることが判ってくる。作物も、家畜も自分の心と生活を変えていけば、その通りに変わっていく。
それだけではなく、私をとりまいている大自然は、自分の鏡というだけでなく自ら望めばどんなことでも教えてくれる、この上ない師匠なのである。
「自然は真理の百科事典、書籍はその索引である。万象は真理の顕現であり、芸術の開花である。目を開いてこれを見、口をすすいでこれを味わい、心を空にしてこれに対するとき、興味津々、地上は喜びの楽土と変わってくる。
古人は言った、「万象是我師」と。まじめにこれに師事して尋ねる人には、正しく答えてくれる。昔の人は天を父、地を母とよんだ。父母はその子の求めには、何物をも惜しまず与える。与えられるのは、ま心からこれを求めないからである。この求め方を教えるのは古(いにしえ)の哲人であり、今の学者であり、これを伝えたのが書籍である。」
「だから書籍は、これを暗記していたところで、それはインデックスを覚えているに過ぎぬ。学問は信じ過ぎるも愚かであり、けいべつするも馬鹿である。
「太上は天を師とし、其次は人を師とし、其次は経を師とす。」」